『エスケイプ フロム トゥモロー』 レビュー。
映画の情報：2013／アメリカ制作、吹き替えなし、白黒映画
　　　　　　原題『Escape from Tomorrow』
　　　　　　監督、ランディ・ムーア
　　　　　　出演、ロイ・アブラムゾーン、アリソン・リーズ・テイラー他



あらすじ
会社に突然クビを言い渡された中年男のジム（ロイ・エイブラムソン）は、口うるさい妻とわがままな2人の子供と共に人気テーマパークにやって来た。夢と魔法の国で何度も現実から逃げたくなる衝動に駆られたジムに、妄想と現実が入り交じった奇妙な出来事が次々と襲い掛かってくる。

ディズニーランドで無許可撮影した話題のブラックファンタジーです。
ホラーとも書いてあるけど、実際はホラーでもありゃしない意味不明な映画なので注意。
観賞には勇気がいりますよ。だってクソ映画なんです←
無許可は大変だっただろうなぁ。そもそも隠しカメラ＆俳優の演技を悟られないようにする。なんだしwww
アトラクションも全部本物で隠撮りと知らずに観れば分からない……かもしれない。
もちろんお馴染みの声の高いあの方のぬいぐるみとか写ります。
内容はあらすじのままです。とにかく妄想の果てに……と言った感じ。そしてとにかく訳わからん、と言った感じ。感じでもなく本当に理解不能www
ここまで内容の理解に苦しむ映画は見たことがないんだけどどうレビューしたらいいんだ(;´д｀)
でもやっぱりホラーではないなw
ブラックファンタジー自体が日本ではポピュラーではないし、だからホラーというジャンルにしたのかな？ という解釈でええんかな。
ええな。そういうことにしておこう←
見ないと理解できないなら、見て理解できる人間もいれば、三者三様の解釈もありますよと映画が言っております。
なので以下のネタバレは私独自の解釈と共に、です。

本当にわけがわからない映画なのですが、最後の最後に主人公は死にます。
不運な死に方です。
妄想に取り憑かれているような描写が多く、出てくる人間たちも彼の視点で描かれており恐らくは彼の解釈による人間たちなのでしょうが、その果てに猫インフルエンザという病に侵されてしまいます。
果たしてそれが本当なのか嘘なのか。そのような描写は一切ありません。
足をぶつけて怪我をするのですが、その怪我も不自然に持ち上げられているのにも関わらず何だったのかは明かされないままです。
怪我により猫インフルエンザ？とも思いましたが、フランス美女に謎の液体を吹きかけられて猫インフルに罹った描写もありますし、どちらかは視聴者の解釈によるのではないでしょうか。
冒頭で会社をクビになっているので、主人公は欝かなにか、初めから精神病を患っていたのではないか。
そして妄想の果てに自殺したのではないか。というのが私の解釈です。
猫インフルも本当なのか彼の妄想なのかは分からない。が、そのフレーズが実際の人間から放たれ、そこのは彼の娘も居合わせている。だから言われたことは妄想ではないような気もしますが、それが本当にしろ彼の更なる妄想拡大要素にはなっているはず。
そして何故だかホテルに帰ると酷い腹痛に襲われています。トイレから出られなくなり、猫の毛玉のようなものを吐く。
ここも彼の妄想かもしれないし、そうじゃないかもしれない。彼は猫インフルと信じていますから、大量にビタミンCを摂取しようとします。
そしてここで疑問が出てくるのですが、ここで飲んだのは本当にビタミンCだったのか。
何故かインフルなのに大量に吐血しております。そして朝には事切れ……。
そして再び疑問。
朝目覚めた妻がバスのドアを開けると、そこには狂気に満ちた笑顔のような表情で死んでいる夫の姿が……。
ここビックリポイントwwww 表情がキモ過ぎて言葉にならない。
文字通りめっちゃ狂気を感じました(´－｀；)
猫インフル要素をここで持ってきたが如く、何故か主人公の瞳は猫のようになっている。


( `･ω･) ｳｰﾑ…


さっぱり分からない。

あれか！ 夢の国だからか！？ 分からなくて当たり前なのか！！
多分そんな感じです。はい。
夢に囚われてしまったんですきっと。そういうことにしておきましょう。
だって夫の顔は妻も見ている。死んだ顔が変よってなるだろ！
ちなみにその後、主人公の亡骸は何故か声の高いあの方の顔のシルエットマークをつけた清掃員？に搬送されます。
最後はそのホテルに似たような夫婦がチェックイン。終わり。
ホテルを選べ……というわけでもなさそう。
夢の国にはやましい気持ちでくんな。来たらこうなるぞ、いいな！ って映画だったら訴えられてもおかしくはない。
とにかく解釈はたくさんありますって映画でした。
白黒は結構目が疲れます……。